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物の温度と体積

 小学校4年の理科で,物の温度を上げると体積が大きくなることを勉強します。
 教科書では,体積が変化することを扱いますが,それにどんな意味があるのかは示してありません。
 文科省の指導要領解説には,「粒子の持つエネルギー」という扱いになっていることが分かります。
 つまり,温度が上がると分子運動が激しくなり,その結果として体積が増えるということです。
 肝心なことは,物が増えることはないことです。
 ここのところをはっきりさせる実験は,教科書に載っていません。
 指導要領解説に,教科書が追いついてないように思えます。
 物が増えていないけど,物の体積が増えることを示すには,重さの学習が不可欠です。
 つまり,物の体積と温度の学習では,体積の変化があっても重さが変わらないことを示す必要があります。
 実際に,4年生の授業で,物の温度を上げて体積を増やした状態で,重さがどうなったかを問いました。
 すると,大多数の児童が,「重くなっている」と考えていることが分かりました。
 4年生は,「体積が増えた」=「量が増えた」という考えなのです。
「量が増えた」ということには,「体積が増えた」という意味がありますが,それ以外に「物その物が増えた」という意味があります。
 児童が素朴に「量が増えた」と言った言葉の中に意味を見つけ,実験で整理してあげたいと思います。

 物の体積が増えた時に,重さも重くなると思う子どもの存在は,かつてより指摘されていました。
 そろそろ子供達の誤解を解いてあげようではありませんか。

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